おいしい水は無加熱で飲みたい 四季の里水の会に入りませんか

2003年10月3週号

 

 日本各地に名水がありますが、これを製品として流通させるとなると、食品衛生法上、加熱殺菌処理をしなければなりません。せっかくの名水も加熱処理をしてしまうと成分が変化し、おいしくなくなってしまいます。水分子の活性化している、すなわちおいしい水は、本来加熱殺菌を施さなくても、冷暗所に置いておけばかなり長期間腐ったりはしません。おいしい名水は生で飲みたいものです。
 そこで、会員各自のマイボトルを生産者との間で往復させ、生産者に水の充填の手間だけをお願いし、その水を会員一人一人が自己責任で飲むという方法を考えました。水の会会員になっていただき、入会金で容器3個(家庭、オルター、生産者)を購入し、マイボトルには各会員の氏名を記し、自分で洗った容器(水だけですので、とくに洗う必要はありませんが)に水を入れていただくというシステムです。
 費用に水代は含まれません。水充填の手間代と往復の運賃、オルターの配送費のみの実費を請求するだけです。
 前号、前々号のカタログでご紹介した四季の里 片田エージェンシーの片田さんの住む樽原集落(3世帯)では、近くの「三ヶ上」より湧水を引いています。この近くに名水百選に選ばれた「岩井の水(岩井滝)」がありますが、それよりもさらにおいしい水です。この水は絶えず流されていますが、この安全、安心、おいしい余り水を飲ませていただこうという計画です。
 水を充填するのに片田さんや村の人たちのご協力を得れば、村おこしの一助にもなるのではと考えています。

水源を指差す片田さん
四季の里 水の会
水源: 岡山県「三ヶ上」の湧水

使用する容器について
 諸条件を検討した結果、梅酒用のガラス瓶を使うことを考えています。
 ガラス瓶は一番安全な容器です。ただし、ふたは残念ながら抗菌加工されています。抗菌していないふたを捜していますが、まだ見つけていません。
 ガラス瓶は安全で手を入れて洗いやすいという長所と、割れやすい、充填作業中にも扱いにくい、かさばって輸送コストが高くつくという欠点がありますが、安全性を優先したいと考えています。家庭で瓶容器から水を汲む場合、玉しゃくなどをご使用下さい。
 ポリタンクの使用も検討してみましたが、プラスチック容器はせっかくの活性水が無効化されるおそれがあることと、比較的安全性の高い低臭のポリエチレン製のものでもキャリーオーバーの心配のないものが見つかりませんので今のところ使用を断念したほうがよさそうです。ポリタンクは安いし、輸送費も低コストで、破損しにくく使いやすいのですが、安全性を考えるとビンを使ってみたいと考えています。

入会金: 一口あたり2000円
 容器3個分の代金です。容器が会員側の取り扱いが原因で破損した場合、実費で交換します。水の会退会時にはこの容器は
お渡しいたします。

代金
 一口あたり256円で、毎週ビン入りの水4Lをお届けいたします。
 2口以上申し込むこともできます。
 水を売るわけではありませんので、代金に水代は含まれません。会員氏名記入のマイボトルに充填する手間代と、往復の運賃、配送料だけです。この水輸送の価格は、申込み量などによって、運賃のコストが変わります。これ以上高くならないよう頑張ってみたいと考えています。空になった容器は、毎週配達時に回収いたします。その容器にそのまま水を充填しますので、清潔に保つようにして下さい。容器の洗浄も無殺菌で水を飲むのも、あくまでも自己責任で行うようにして下さい。ただし、新瓶の使用時に関しましては、片田さんの方で十分にすすいでいただきます。

申込方法
 まず今回と次回、お試しを受付けます。気に入っていただいたら正式な申し込みは次々回のカタログで申し込みます。次々回のカタログにて、何口と申し込みをすれば、初回は一口当たり入会金+256円、それ以降の週は毎週一口当たり256円が自動的に請求書にて請求されます。申込み後の追加、変更は、事務所まで
文書などでご連絡下さい。

ビンの返却
 水の会にそのままご入会なさる方は、返却される容器のふた及びビンに各自コース名と氏名(フルネーム)を油性フェルトペンでご記入の上、ご返却下さい。
 お試しだけの場合は、そのままビン容器をご返却下さい。次週容器の返却のない
場合は、ビン代として700円を請求させていただきます。

三ヶ上

取水口付近
市販の水の問題点
 日本は世界的に見ても大変水に恵まれた国です。水質の優れた水がふんだん
にあります。わざわざ品質の劣った外国のミネラルウォーターを輸入しなければならない理由は全くありません。国内の一般の水道水でさえ、ミネラル成分は十分に多く含まれています。
 市販の容器入りの水は、まずペットボトル容器などのプラスチックから溶出するキャリーオーバーの薬品があり、環境ホルモンなどの心配があります。酸化防止剤、可塑剤、中和剤など様々な化学物質が添加されています。また流通させるために、加熱殺菌を施されています。そのため、おいしくない水になっています。中には、単にその地方の水道水を充填しているにすぎない程度の水さえ売られています。

くまざさ飾り葉
飾り用・料理用くまざさ(チシマザサ)の企画を開始します。

※飾り花用、弁当の仕切り、お菓子用に使えます。
 2003年10月第1週カタログ表紙でご紹介したくまざさ(チシマザサ)です。
 7~10月頃まで、生葉でそのまま出荷できる時期はそのまま袋入りで、その他の時期は真空包装で冷凍しています。

ページの先頭へ