熱帯雨林からの贈り物 ジャングルハニー

2007年8月1週号

地球の宝ともいうべき天然蜂蜜。
シャーマンの奨めで、王様の健康や王女様の美容に使われてきました。

●熱帯雨林から生まれた天然蜂蜜
 ジャングルハニーは、養蜂の蜂蜜をはるかに越える活性力をもつ天然蜂蜜です。私が知っている蜂蜜の中でもずば抜けた品質で、地球の宝ともいうべき蜂蜜です。いや、むしろ薬というべきかもしれません。ナイジェリアの熱帯雨林で、野生の蜂がジャングルの花々から集蜜し、自然のままの巣で濃縮した蜂蜜です。
 高い木の上に作っているその蜂の巣を探し、機械を使う事なくよじ登って、ひたすら手作業でミツ採り職人がハチミツを採ります。乾期になると彼らはジャングルの奥深く入っていきます。
 アフリカ大陸では太古の昔からずっと同じ土地で先祖より引き継がれた方法を変える事なくミツ採りで暮らしをたてている原住民が多々います。勿論、乱獲になったり自然環境を破壊したりしないよう、この仕事を永遠に続ける為に、長老たちの掟に従っています。木の伐採、動物の捕獲、農薬の使用など外部からの侵入を防ぐ為に大変な努力を重ねて、豊かな森を守っています。
 採取された巣から全て人手だけでハチミツを採り、ビン詰めしています。加熱など品質に悪い影響を与えるような加工は一切加えていません。
 アフリカには、森の事を知り尽くして人々に知恵と助言を与え、医師の役割を果たしてきたシャーマンと呼ばれる人たちがいます。このジャングルハニーは、シャーマンの奨めで王様の健康や王女様の美容の為に古くから使われてきました。現地では現在でも健康維持のために飲まれたり、女性の間ではブライダルエステのボディーパックとして使用されています。

●ナイジェリア青年の夢をかけた事業
日本でのジャングルハニーの物語のキーパーソンは、ナイジェリア出身のエジオグ・エメニケ・チネドジイさんです。ナイジェリア大学大学院電気工学系研究科を卒業後に来日し、信州大学大学院博士課程を修了し、立命館大学電気電子工学科で助手、講師、研究員を務めています。
 エジオグさんが里帰りする度にジャングルハニーをお土産として友人に配っていたところ、それを食べて「体調が改善した、もっと分けてほしい」という声が広がりました。それをきっかけに、ジャングルハニーを日本に紹介する会社として(株)日本オリジンズという会社を設立し、その代表取締役になりました。
 現在のところ全くビジネスにはなっていませんが、エジオグさんは「このハチミツの売り上げの一部をシャーマンの育成や森の保護にも還元したい」と大きな夢を抱いておられ、ナイジェリア大統領もこの事業を後押ししています。この試みが日本による収奪型の輸入になったり乱獲や森の破壊になってしまわないよう、フェアトレード精神を守っていきたいと考えています。

●滋養強壮に、ぜひお試しください
 (株)日本オリジンズではジャングルハニーの分析を行い、ローヤルゼリーと同等レベルのグルコン酸を含有している事や、必須アミノ酸を大量に含有する事、優れたビタミン・ミネラルを含む事を明らかにしています。グルコン酸は免疫力を高める事や、腸内のビフィズス菌を増やす働きがある事も知られている成分です。
 第36回日本免疫学会において、京都産業大学工学部生物工学科・竹内実研究室チームは、マウスを使った実験で、ジャングルハニーが免疫機能を高める事、腫瘍抑制効果を示唆する結果を発表しています。
 滋養強壮に試されることをおすすめします。オルターへのご紹介はブレインコムの徳岡弘志さんです。

(株)日本オリジンズのジャングルハニー
●原料
ナイジェリアの熱帯雨林で、高木の上の野生のハチの巣から、現地のミツ採り職人が手作業で採取した天然ハチミツです。ハチは熱帯雨林の何百種類もの樹木や花から、長期にわたりコツコツとミツを巣に集め、長時間熟成し、濃厚で水分が少なく、栄養分が濃縮されています。

●製造工程
①採取した巣を手でつぶし、静置してミツを分離します。遠心分離などの機械を使っていません。
②溜まったミツを無加熱でビン詰めします。加熱、抗生物質、添加物、混ぜものなどハチミツの品質に悪い影響を与える人工的な手は一切加えていません。

●シャーマンの幾つかのレシピ
①健康維持のために一日数回食べます。(疲れを取り、免疫力を高めます。)
②お腹が痛いときは、ぬるま湯50mlに5g~10gぐらいのジャングルハニーを溶かして飲みます。便秘を防ぐ場合も同様。
③傷口に塗ると早く治ると共に、傷跡も残りません。
④火傷をした時もその部分に塗ると、早く治り、火傷跡もひどくなりません。
⑤風邪でのどが痛い時もジャングルハニーを食べます。うがいする場合も、お湯に少量溶かして飲みます。
⑥シャーマン達が断食する時期は、ジャングルハニーと水だけで過ごします。

市販のハチミツの問題点
悪質なケースとして、ハチミツに粗悪な水飴(異性化糖-遺伝子組み換えコーン、遺伝子組み換えアミラーゼによる酵素水飴)を混ぜている事があります。複数の成分が混じっているハチミツは、結晶した時に結晶が何種類かに分離します。
 よくある安価な輸入蜜はドラム缶で輸入されます。ビン詰めされる時に120℃の蒸気棒で溶かされる為、栄養成分が壊れてしまっています。また通常の国内の蜜もお風呂のようなところで100℃近い温度で溶かされ、積算温度も大きく、やはり栄養成分が壊れてしまいます。オルター以外では加熱に留意しているハチミツはまずありません。
 純粋にレンゲ蜜といっても、ラベルだけの事が多く、通常はいろんな蜜が混じっています。花の時期に二度以上採取する蜜は十分な糖度が上がらず、薄いです。エサとして与えられる砂糖(ショ糖)を巣に運び、貯蜜されたものなので虫歯の原因になります。蜂蜜は本来果糖やブドウ糖を多く含み、虫歯にならない食べものであるはずなのにです。
 移動養蜂ではフソ病対策に抗生物質の使用が義務づけられています。

※蜂蜜は、極少量ですがボツリヌス菌がいる可能性が高い為、腸の機能が十分に発達していない生後間もない新生児は勿論、2才半までは与えてはいけません

―文責 西川栄郎(オルター代表)―

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