子ども用おもしろ木工製品

2006年4月4週号

お子さんのすこやかな成長を記録する背比べ棒や、
赤ちゃんがなめても安心な自然材を使った木工製品。
こどもの日のプレゼントに、いかがですか。

●原木丸太から生まれる木工製品
 昔から森林資源の豊富だった熊野地方で、(有)森の国の尾屋勲さんは、有機溶剤を含む接着剤やベニヤ板を避け、原木丸太より、いわば「無農薬」の木工製品を加工しています。天然木の素材を活かして、ヒノキの学習机などの家具をはじめ、子どもたちが喜ぶ様々なおもしろ木工グッズも作っています。
 木工に使用する天然木は、荒廃している山の間伐材や端材を活かします。クスノキ、熊野スギ、熊野ヒノキを主に、ブナ、シナノキ、トチノキ、ミズメ、アジサイなど多様です。持続可能で環境にやさしい木工がモットーです。
 尾屋さんは大学を卒業後、東京で子ども用のおもしろグッズを企画する会社で働いていましたが、1986年に生まれ故郷の熊野地方にUターンして、無農薬で米作りをしながら木工を始め、半農半工の生活に入りました。1991年に(有)森の国を設立。経営の基本理念は「過疎の地域の活性化」と「自然との共存」です。

●環境にも、使う人にもやさしく
 尾屋さんがいわゆるシックハウス症候群を意識して仕事をするようになったのは、まだシックハウス症候群という言葉もなかった1986年頃のこと。原木やベニヤ板をトラックではなくてワンボックスカーで運んでいて、ベニヤ板を積んで走るとどうも息苦しく変だと気付いたのです。「運ぶ短い時間だけでもこんなに苦しく感じるものを、家や家具に使うのはよくない」と、一生のうち一番長く過ごすところであるご自身の工房や家を建てるにあたり、ナラやケヤキの腰板に漆喰の壁、杉の床や壁など自然素材で作られたのでした。
 森の国が作る化学物質の心配のない木工グッズは、赤ちゃんがなめても安心です。家具の仕上げはドイツ・クライデツァイト社の天然オイルを使い、木工機械の滑りをよくする油にもシリコン剤を使わず椿油を使うという徹底ぶりで、化学物質過敏症やアレルギー疾患の方々に喜ばれています。

●原木丸太から生まれる木工製品
 昔から森林資源の豊富だった熊野地方で、(有)森の国の尾屋勲さんは、有機溶剤を含む接着剤やベニヤ板を避け、原木丸太より、いわば「無農薬」の木工製品を加工しています。天然木の素材を活かして、ヒノキの学習机などの家具をはじめ、子どもたちが喜ぶ様々なおもしろ木工グッズも作っています。
 木工に使用する天然木は、荒廃している山の間伐材や端材を活かします。クスノキ、熊野スギ、熊野ヒノキを主に、ブナ、シナノキ、トチノキ、ミズメ、アジサイなど多様です。持続可能で環境にやさしい木工がモットーです。
 尾屋さんは大学を卒業後、東京で子ども用のおもしろグッズを企画する会社で働いていましたが、1986年に生まれ故郷の熊野地方にUターンして、無農薬で米作りをしながら木工を始め、半農半工の生活に入りました。1991年に(有)森の国を設立。経営の基本理念は「過疎の地域の活性化」と「自然との共存」です。

●環境にも、使う人にもやさしく
 尾屋さんがいわゆるシックハウス症候群を意識して仕事をするようになったのは、まだシックハウス症候群という言葉もなかった1986年頃のこと。原木やベニヤ板をトラックではなくてワンボックスカーで運んでいて、ベニヤ板を積んで走るとどうも息苦しく変だと気付いたのです。「運ぶ短い時間だけでもこんなに苦しく感じるものを、家や家具に使うのはよくない」と、一生のうち一番長く過ごすところであるご自身の工房や家を建てるにあたり、ナラやケヤキの腰板に漆喰の壁、杉の床や壁など自然素材で作られたのでした。
 森の国が作る化学物質の心配のない木工グッズは、赤ちゃんがなめても安心です。家具の仕上げはドイツ・クライデツァイト社の天然オイルを使い、木工機械の滑りをよくする油にもシリコン剤を使わず椿油を使うという徹底ぶりで、化学物質過敏症やアレルギー疾患の方々に喜ばれています。

    ー文責 西川栄郎ー

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