ハイム化粧品に対するオルターの安全評価(2)

2004年2週号

 前号の続きです。各アイテムについて、全成分表示をしています。
 その成分の中で、オルターとして肌に懸念のある成分には ▲印 をつけています。
 なお、懸念のある成分でも、使用量が問題のない場合には 無印 になります。
 また各アイテムごとの統合評価はアイテムの前に ◎、 ○、 △、 ▲、 × で印をつけています。
ハイム化粧品 2004年夏チラシ企画
※今回は◎印のついたもののみ注文可能です(翌々週お届けです)。

×ナチュラルクレンジングクリーム
 低刺激性スキンケアですが、合成界面活性剤が多用されていて、オススメできません。
 配合成分:水、スクワラン、グリセリン、ベンチレングリコール、ミリスチン酸オクチルドデシル、▲ステアリン酸ポリグリセリル-10、▲ステアリン酸スクロース、ベヘニルアルコール、▲カルボマー、エタノール、BG、▲ジメチコン、ローズ水、アラントイン、トコフェロール、ダイズ発酵エキス、レタスエキス、ステアリン酸、▲ステアリン酸グリセリル、▲ステアリン酸リルビタン、水酸化K、▲フェノキシエタノール

◎ナチュラルモイストローション
 化粧水と乳液がひとつになっているので、面倒くさがりにオススメ。トロッとした、しっとり系。低刺激性ですので、乾燥肌の人にも優しい。
 鉱物油、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、香料、着色剤は一切配合していません。
 配合成分:水、BG、ローズ水、グリセリン、ベンチレングリコール、イソノナン酸イソノニル、エタノール、キサンタンガム、▲アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30)コポリマー、ペタイン、マカディミアナッツ、アラントイン、トコフェロール、シャクヤクエキス、ダイズ発酵エキス、カミツレエキス、レタスエキス、水酸化K、▲フェノキシエタノール

▲ナチュラル洗顔パウダー
 洗顔剤は素肌に圧力をかけながら使います。洗浄力が消えない合成界面活性剤の使用があり、オススメできません。
 配合成分:タルク、結晶セルロース、ミリスチン酸K、▲ココイルグルタミン酸Na、
ラウリン酸K、水、エタノール。ローズ水、BG、ダイズ発酵エキス、レタスエキス、▲フェノキシエタノール

▲ナチュラルモイストクリーム
 しっとりタイプの決定版ですが、合成界面活性剤の使用が多く、オススメできません。
 配合成分:水、スクワラン、マカデミアナッツ油、ベンチレングリコール、グリセリン、ホホバ油、ベヘニルアルコール、▲ステアリン酸ポリグリセリル-10、▲カルボマー、エタノール、BG、▲ジメチコン、ローズ水、アラントイン、トコフェロール、ダイズ発酵エキス、レタスエキス、ステアリン酸、▲ステアリン酸グリセリン、▲ステアリン酸スクロース、水酸化K、▲フェノキシエタノール

▲ディアミノ メイク落としジェル
 アミノ酸を配合したスキンケア用品ですが、合成界面活性剤の使用が多く、オススメできません。
 配合成分:水、▲PEG-8(カプリル/カプリン酸)グリセリル、DPG、ソルビトール、▲PEG-60水添ヒマシ油、▲カルボマー、ベタイン、▲PCA-Na、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、トレオニン、プロリン、リシン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、水添レシチン、リゾレシチン、水酸化K、▲フェノキシエタノール、▲メチルパラベン
×ディアミノ 洗顔ソープ
 合成界面活性剤が多用されており、オススメできません。
 配合成分:水、ミリスチン酸、BG、水酸化K、ステアリン酸、グリセリン、▲ジステアリン酸グリコール、▲PEG60-水添ヒマシ油、▲ココイルグリシンK、▲ココイルグルタミン酸K、▲PEG-150、▲PEG-40水添ヒマシ油、▲ラウリルベタイン、ベタイン、PCA-Na、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、▲水添レシチン、リゾレシチン、▲フェノキシエタノール、▲メチルパラベン

▲ディアミノ ふきとり化粧水
 合成界面活性剤の総量は0.3%に達しませんが、3種類も使用しており、保湿性は高まりますが、皮脂膜は傷めます。市販の他メーカーのものよりは良心的です。
 配合成分:水、変性アルコール、BG、ラベンダー水、ベタイン、アラントイン、乳酸、▲PCA-Na、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、▲水添レシチン、リゾレシチン、ブドウ糖、リンゴ酸、チャエキス、▲PPG-6デシルテトラデセス-30、クエン酸ナトリウム、クエン酸

▲ディアミノ 保湿化粧水
 市販メーカーのものより、かなりマシですが、化粧水としては成分上の理由からオススメできません。
 配合成分:水、グリセリン、BG、▲メチルグルセス-20、ベタイン、キサンタンガム、アラントイン、▲PCA-Na、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、ヒアルロン酸Na、コメヌカスフィンゴ糖脂質、▲水添レシチン、リゾレシチン、クエン酸ナトリウム、クエン酸、▲フェノキシエタノール、▲メチルパラベン

▲ディアミノ 保湿乳液
 撥水性被膜形成のシクロペンタシロキサンは、皮膚の環境を破壊する心配があり、成分的にオススメできません。
 配合成分:水、グリセリン、BG、▲シクロペンタシロキサン、オクタン酸セチル、ベタイン、スクワラン、イソノナン酸イソノニル、キサンタンガム、▲(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、▲カルボマー、バチルアルコール、ステアリン酸、アラントイン、トコフェロール、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、PCA-Na、▲水添レシチン、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、リゾレシチン、水酸化K、メチルパラベン、プロピルパラベン(パラベンは合わせて▲)、▲エチドロン酸4Na

▲ディアミノ 保湿ジェルクリーム
 撥水性被膜形成のシクロペンタシロキサンが問題で、オススメできません。
 配合成分:水、▲シクロペンタシロキサン、グリセリン、DPG、BG、イソノナン酸イソノニル、ベタイン、メチルグルセス-20、スクワラン、▲カルボマー、水酸化K、バチルアルコール、ステアリン酸、▲(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、キサンタンガム、アラントイン、トコフェロール、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、PCA-Na、▲水添レシチン、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、リゾレシチン、メチルパラベン、プロピルパラベン(パラベンは合わせて▲)、▲エチドロン酸4Na
△ピュアエクセレントクレンジングジェル
 成分的にやや問題がありますが、メイク落としという使用目的を考えて、△になりました。
 落ちにくいメイクを無理なく浮かび上がらせ、しっかりと落とします。さっぱり洗い流せて、ベタつきません。洗い流し専用です。とくに油肌の方やしっかりメイクしている方、ウォータープルーフタイプの化粧品をご利用の方にオススメです。
 配合成分:トリオクタンノイン、オクタン酸セチル、▲オクチルドデセス-25、水、メチルグルセス-10、ソルビトール、グリセリン、変性アルコール、BG、ソウハクヒエキス、レモンエキス、ビワ葉エキス、▲フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン(パラベンは合わせて▲)

×ピュアエクセレントウォッシングクリーム
 合成界面活性剤の使用が多く、オススメできません。
 配合成分:水、BG、水酸化K、ステアリン酸、グリセリン、▲ジステアリン酸グリコール、▲PEGー60水素添加ヒマシ油、パルミチン酸、▲ミリストイルグルタミン酸K、▲PEG-40水素添加ヒマシ油、黒砂糖、トコフェロール、▲加水分解コラーゲン、ソウハクヒエキス、レモンエキス、ビワ葉エキス、▲フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン(パラベンは合わせて▲)

○ピュアエクセレント化粧水<D>
 肌に潤いを与え、かさつきやすい肌のキメを整える、しっとりタイプの化粧水です。植物性の潤い成分が配合されています。
 配合成分:水、変性アルコール、グリセリン、ソルビトール、アラニン、BG、アラントイン、ヒアルロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na、タイソウエキス、トウキエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、ソウハクヒエキス、クエン酸Na、クエン酸、▲サリチル酸グリコール

○ピュアエクセレント乳液<D>
 乾燥しがちな肌のキメをなめらかに整える、しっとりタイプの乳液です。植物性潤い成分を配合しています。
 成分のイソステアロイル加水分解コラーゲンは界面活性剤ですが、使用量が少なく、問題なしとしました。
 配合成分:水、スクワラン、変性アルコール、BG、ソルビトール、イソステアリン酸、▲カルボマー、トコフェロール、アラントイン、アラニン、ビタミンA油、ダイズ油、イソステアロイル加水分解コラーゲン、オトギリソウエキス、ソウハクヒエキス、ゼニアオイエキス、ローヤルゼリーエキス、カロットエキス、過酸化K、▲ジメチルPABAオクチル、メチルパラベン、プロピルパラベン(パラベンは合わせて▲)

×ピュアエクセレントナイトクリーム<D>
 合成界面活性剤が多用されており、使用不可です。
 配合成分:水、スクワラン、ラノリン、BG、ホホバ油、ステアリン酸、▲PEG-20、ソルビットミツロウ、イソステアリン酸、▲ステアリン酸グリセリル(SE)、▲ステアリン酸スクロース、▲ステアリン酸ソルビタン、キサンタンガム、アラントイン、アラニン、トコフェロール、ビタミンA油、ダイズ油、▲イソステアリン加水分解コラーゲン、オタネニンジンエキス、ソウハクヒエキス、ローヤルゼリーエキス、カロットエキス、▲ステアリン酸PG、ベヘニルアルコール、水酸化K、メチルパラベン、プロピルパラベン(パラベンは合わせて▲)
▲ピュアエクセレント パック
 パックに合成界面活性剤を使用するのはまずいので、オススメできません。ただし、他の成分は市販メーカーのものよりはるかに良心的です。福島県産の海泥の微粒子などが、古い角質や毛穴の汚れをしっかり取り除き、洗い流すタイプです。化粧のりを上げたい日の朝パック。薄くすり伸ばし、2~3分待ってから石けんを泡立て、洗顔して流水で流します。
 配合成分:グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、ベントナイト、酸化チタン、カオリン、含硫ケイ酸アルミニウム(海泥)、▲ショ糖脂肪酸エステル、キサンタンガム、濃グリセリン、1,3‐ブチレングリコール、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸ナトリウム液、海藻エキス、ハマメリス抽出液、ソウハクヒ抽出液、▲パラオキシ安息香酸エステル、▲フェノキシエタノール、クエン酸、精製水

×ルージュルージュ
 成分的にはよくありません。しかし、市販に近い発色を求める方には、やむをえないケースもあるかもしれません。
 配合成分:トリオクタノイン、マイクロクリスタリンワックス、リンゴ酸ジイソステアリル、ジリノール酸ジイソプロピル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、▲トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、セレシン、▲フェニルトリメチコン、キャンデリラロウ、トリベヘニン、▲ジメチコン、▲(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、トコフェロール、オリーブ油、スクワラン、ブドウ種子油、ホホバ油、酸化チタン、酸化鉄、グンジョウ、マイカ、硫酸Ba、▲赤201、▲赤202、▲黄4、▲青1

○ナチュラル リップスティック
 天然油脂がベースです。天然顔料のみを使い、鉱物油、石油系合成界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、香料、合成着色料は一切配合していません。
 配合成分:トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、▲トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、オリーブ油、ホホバ油、キャンデリラロウ、イソステアリン酸水添ヒマシ油、▲ステアリン酸スクロース、ミツロウ、カルナウバロウ、コメヌカロウ、マカデミアナッツ油、トコフェロール、酸化チタン、マイカ、アルミナ、シリカ、酸化鉄

○ナチュラル リップクリーム
同上
 配合成分:トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、オリーブ油、ホホバ油、キャンデリラロウ、イソステアリン酸水添ヒマシ油、▲ステアリン酸スクロース、カルナウバロウ、ミツロウ、コメヌカロウ、マカデミアナッツ油、トコフェロール

▲ルージュグロス
 みずみずしいツヤと輝きを与えるリップグロスです。唇に直接つけられる紅筆タイプです。 界面活性剤2種類の配合が気になります。
 配合成分:水素ポリイソブデン、オクチルドデカノール、ワセリン、テトライソステアリン酸ポリグリセリルー2、マカデミアナッツ油、マイクロクリスタリンワックス、リンゴ酸ジイソステアリル、イソステアリン酸、▲ポリステアリン酸スクロース、トコフェロール、▲イソステアロイル加水分解コラーゲン、▲プロピルパラベン、マイカ、酸化チタン、酸化鉄、硫酸Ba、カルミン、合成金雲母、▲赤色201号、▲黄色5号

○チークオン
 ピンク系、オレンジ系、ベージュ系、ローズ系の4種類です。肌触りのよい馬毛のブラシなので、ふんわりとぼかすことが出来ます。
 配合成分:タルク、マイカ、カオリン、トリオクタノイン、▲ナイロン-12、▲メチコン、ステアリン酸亜鉛、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、スクワラン、トコフェロール、キダチアロエエキス-2、エチルパラベン、メチルパラベン(パラベンは合わせて▲)、酸化チタン、酸化鉄、▲赤226

   -文責 西川栄郎-

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