2018年2月3週号 前川 隆嗣社長(写真左より4人目) |
生活習慣病予防に天然だしを取り戻そう
魚のだしでミネラル補給
オルターカタログ2013年12月3週号でご紹介した、古来伝統製法の「煮釜6合わせだし醤油」を製造しているだし専門メーカー、マエカワテイスト(株)前川 隆嗣社長は、オルター向けオリジナルの「天然だしパック25」も製造しています。ミネラル補給が期待できる魚が原料です。
「天然だしパック25」はいわしふし、いわし煮干し、うるめふしを主体に、かつおふし、昆布、椎茸を原料に使っています。味付けのための食塩や、化学調味料、酵母エキスなどを入れていない無添加のだしパックです。
細かいパウダーではなく、削った後に、あえて粗く粉砕することで、エグ味、濁り、臭みの少ないだしに仕上がっています。アミノ酸(リシンやヒスチジン、グルタミン酸)、イノシン酸、グアニル酸などの相乗効果でおいしいだしになっています。
パック(PP/PET/天然繊維パルプ オルター容器暫定、品質保持のためやむなく認めています)のまま、沸騰5分で簡便にだしをとることができます。
偽物のだしに愕然
マエカワテイスト(株)は、1951年に前川 好一先代社長が「かつおぶし屋」として創業しました。前川 隆嗣社長は二代目です。大学卒業後、父の会社に入社し、5年経った頃、得意先に削り節を配達していた時、1980年代当時はまだ珍しかった「液体濃縮だし」を目にし、愕然としました。品質表示を見ると、かつお節も昆布も入っておらず、香料や添加物でだしのような味に仕立てたものでした。「手軽で使いやすいものは、何も知らない消費者には受け入れやすい。このままでは本物のだしが偽物にとって代わられてしまう」と感じました。 以来、天然のかつお節や昆布を使ったほんものの液体だしを研究し、今日の開発につないできました。2001年にはつゆ製品で国内初の有機認証を取得しています。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。
3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。
3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。
3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。
3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。
3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)