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| 2011年11月1週号 洪 維成会長 |
一度も農薬を使ったことのない栗畑の有機天津甘栗
万里の長城建設をきっかけに始まった栗栽培
丸成商事の洪(フォン)維成会長は、昔ながらの無農薬栽培を続けている、本来の天津甘栗の産地から有機の天津甘栗を私たちに届けています。
「天津甘栗」の産地は天津ではありません。天津港から海外に輸出されたから、天津甘栗と呼ばれることになったのです。本来の産地は、河北省にある燕山山脈の両側に広がる地域、すなわち河北省の寛城(カンジョウ)、青龍(セイリュウ)、迂西(センザイ)、興隆(コウリュウ)、遵化(ゾンカ)が栗の産地です。
一説には、万里の長城建設のため、山奥に招集された人々の一部が残り、その地に移住して栗の木を育てたといわれています。これらの地域は夏は30℃、冬はマイナス20℃にもなる温度差の激しい過酷な気象条件にあり、害虫が越冬できない環境のため、農薬をそもそも必要としなかったのです。貧しい農民にとって、高価な農薬を購入するすべもありませんでした。したがって、一度も農薬を使用しなかった栗林が延々と続いているのです。
昼夜の寒暖差が大きい山地はデンプンがのり、おいしい栗ができるということでもあり、栗の産地となったわけです。その食味に優れた天津甘栗が有名になるにつれ、今では平地の畑で栽培される栗が主流となりました。しかし、平地の栗には害虫がつきやすく、農薬の使用が一般的に行われることとなっています。
天津甘栗の産地を守る
丸成商事の会長、洪維成さんは、食品業界に籍をおく一企業として、今日のような食品業界不信の時代に対しては、人と地域に優しい食べ物を提供していくべきだとの理念に基づいて、河北省の中でも主として青龍と遵化および寛城の栗の産地において、昔ながらの無農薬の伝統的な栗栽培を行っている農家の栗を、一般より少し高い価格で買い上げることによって支え、その産地を守ろうと考えておられます。
2002年11月には、天津甘栗としては日本で初の有機JAS認定を取得されました。現地の農家の指導には、次男の洪 元成専務が情熱を傾けています。
農作物の栽培水準を表示するために、オルターでは独自に下記の区分で生産管理の違いを表示しています。
なお、全ての取扱品目は、有機栽培化への3年以上の努力を経た圃場で栽培されたものです。
※オルター農作物栽培基準に準じ、乾物・加工品の一部も表示を始めます。

3年以上有機努力し、JAS認証も取得。農薬・化学肥料の使用はない。

3年以上有機努力し、農薬・化学肥料の使用はないが、JAS認証は取得なし。

3年以上有機努力し、JAS認証も取得していて、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。

3年以上有機努力し、化学肥料の使用なし。ただし、JAS別表農薬を使用しています。JAS認証は取得なし。

3年以上の有機努力を継続中ですが、やむなく一部に化学肥料や農薬を使用しました。

3年未満の有機努力で転換中。今回の栽培には化学肥料の使用なく、農薬不使用か、もしくはJAS別表農薬を使用していることがあります。
放射性セシウム値(134と137の合算)検出下限値1Bq/kgの検査で放射能測定をした結果、
「不検出」が確認された品ものに表示しています。(Not Detected =「不検出」)